壊疽性膿皮症 えそせいのうひしょう とは?壊疽性膿皮症 えそせいのうひしょう とは?

急激に拡がった「水ぶくれ」や「ただれ」がなかなか治らない、原因不明の痛みを伴う炎症性の皮膚の病気です。

軽くみないで その治りにくい傷跡 軽くみないで その治りにくい傷跡

ちょっとした擦り傷、切り傷、掻き傷がなかなか治らず、だんだん大きく拡がっていき皮膚の内側に膿(うみ)がたまって「水ぶくれ」になったり、表面に「ただれ」ができて赤く腫れ上がってから皮膚が「掘られて」くる潰瘍(かいよう)という状態になる病気、それが壊疽性膿皮症といわれるものです。

壊疽性膿皮症・拡がっていく・脚・男性・女性・あざ
壊疽性膿皮症・拡がっていく・脚・男性・あざ
壊疽性膿皮症・腕・女性・あざ

もし、ケガや虫刺され、手術の傷がなかなか治らず、まわりが赤くなり、さらにだんだん拡がるようであれば、それはもしかしたら壊疽性膿皮症かもしれません。

主に膝から下の脚にできやすいですが、頭、顔面、耳、腕の先の方、手足の指、外陰部など、いろいろな場所にできる可能性があります。

壊疽性膿皮症は、海外では1年で100万人のうち6.3人 1)と報告されている、きわめてまれな病気です。そのため病気自体もあまりよく知られておらず、きちんと診断されて治療を受けている患者さんはとても少ないと考えられています。

初期の症状・進行してきた症状

いろいろなタイプがありますが、もっとも多くみられるのは、最初は小さなものがどんどん外側に拡がっていくタイプで、なかなか治らない難治性のものもあります。

壊疽性膿皮症の症状は、最初はまわりが赤い小さな膿の水ぶくれだったものが、急速に拡がり、えぐられる様に掘られていくことが多いようです。その際、痛みが伴うことがほとんどです。
なお、膿の水ぶくれのままで治ってしまったり、透明に近い水ぶくれが拡がっていったり、えぐられずに盛り上がってくる場合もあります。

初期の症状・進行してきた症状

写真:Aloop Clinic & Lab院長
東北大学医学部 臨床教授(皮膚科学) 山ア 研志 先生

1) Langan SM, et al. J Invest Dermatol. 2012; 132(9): 2166-2170.

壊疽性膿皮症イメージアニメ「適切な診断と出会うまで」

壊疽性膿皮症は何気ないケガや虫刺されをきっかけに発症することが多いと言われています。壊疽性膿皮症で苦しむ患者さんがいち早く適切な診断を受けることができるよう、多くの患者さんがたどってきた経過をイメージした動画です。
皮膚科などで診療を受ける際の参考としてぜひご覧ください。

動画監修:三重大学大学院医学系研究科 皮膚科学
教授 山中 恵一 先生

壊疽性膿皮症イメージアニメ「適切な診断と出会うまで」